DVI-D端子がある液晶モニタとPS3を接続

DVI-D端子

DVI-D端子で接続するには、まずは、お使いの液晶モニタが「HDCP対応かどうか」、メーカーのホームページのカタログやGooleで「液晶モニタの型番 HDCP」等で調べてみてください。カタログ等のスペック欄にHDCPの表示が無ければ、HDCP非対応です。

HDCPとは、テレビやパソコンなどの映像の不正コピーを防止するためのプロテクトです。HDCPに対応していない液晶モニタの場合、通常はPS3の映像を映し出すことが出来ません。


■HDCP対応の場合

HDCPに対応している場合、HDMI-DVI変換ケーブルを使って接続すれば、PS3の映像は出力できますが、DVIの信号は映像信号しか乗せることができませんので、音声は別のケーブルで伝送する必要があります。

液晶モニタ-HDMI/DVI変換ケーブル-PS3

■HDCP未対応の場合

HDCPに対応していない場合、DVI-D端子を使ってPS3をプレイしようとすると、新しい液晶モニタを購入できる以上のお金がかかるので、オススメできる方法はありません。D-sub端子(VGA)でアップコンバータを使った方法をご覧下さい。

D-sub端子を他の機器に利用していたり、どうしてもDVI-D端子でPS3をプレイしたい場合は、アップスキャンコンバータ「XRGB-3」を使えば可能です。アップスキャンコンバータとは、アプコンとも呼ばれ、PS3やDVDプレーヤーやビデオデッキなどの映像をパソコン用のディスプレイに映し出す為の機器です。

PS3から、コンポジット(RGB)もしくはコンポーネントでアナログ信号を出力し、アプコンでDVI-D端子のデジタル信号に変換して、液晶モニタに出力します。他にも安い値段で販売しているアプコンはたくさんあるのですが、DVI-D用のデジタル信号として出力できる機能があるのは「XRGB-3」だけです。

液晶モニタ-XRGB3-PS3

PS3からの出力ケーブルは、PS3に最初から同梱してあるAVマルチケーブル(コンポジット)でもいいが、別売りのD端子ケーブルを使った方が、画質は向上します。D端子ケーブルに付いている2本は音声信号です。液晶モニタにRCA音声入力端子が無い場合や、外部スピーカーを使用する場合は、以下の図のようにステレオミニジャックに変換して配線して下さい。

コンポジット(RGB)/コンポーネント端子⇔DVI変換ケーブルを使えば簡単にできると思われがちですが、HDMIのデジタル信号とは違い、コンポジットなどのアナログ信号でPS3と液晶モニタと接続する場合は、水平同期周波数を合わせないと正常に映像を表示することはできません。

「水平同期周波数」とは、画面に描写する速度の事で、コンポジットやコンポーネントといったAV端子で出力される場合の周波数は、15kHz。一般的な液晶モニタが対応している水平同期周波数は、31kHz~60kHzです。この水平同期周波数を合わせる装置が、アップスキャンコンバーターです。

ただし、アップスキャンコンバーターを使用すれば、少なからず遅延が発生するし、画像も劣化します。

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