アスペクト比とは?

アスペクト比とは、画面の縦と横の長さ(ピクセル数)の比を表したものです。最近の液晶ワイドモニタの多くはアスペクト比が[16:10」ですが、PS3から出力される画像のアスペクト比は「16:9」。これだと、縦の長さが合っていないので、一割分上下に引き伸ばされて、画面がぼやけた映像になってしまい、PS3の綺麗な画像を堪能することはできません。そこで、液晶モニタにはゆがみを補正するために、以下のように様々な機能が搭載されています。

■ノーマル表示

画面サイズの比率を保ったまま拡大・縮小して映像を引き伸ばします。

ノーマル表示

■アスペクト比固定

画面サイズの比率を保ったまま拡大・縮小し、比率が合わない場合は、その分だけ、上下や左右に黒帯を表示する機能。この黒帯が気になる人は、非常に気になります。

アスペクト比固定

■ドットバイドット(DtoD)

画面サイズを保ったまま表示する機能。フルHD(1080p)の液晶モニタで、PS2(480p)などの低解像度の映像を出力すると、そのまま小さいサイズで表示される。

ドットバイドット(DtoD)

■オーバースキャン

画面サイズの比率を保ったまま拡大・縮小し、比率が合わない場合は、その分だけ、切り取る機能。上下・左右の映像が途中で切れた映像が表示される。ゲームによっては、肝心なメニュー部分が切り取られて見えなくなる事もある。

オーバースキャン

アスペクト比16:9の液晶モニタを選んでおけば、上記のような機能を使うことなく、綺麗な画像でPS3をプレイできます。

また、解像度とは、簡単に言えば画面の綺麗さです。値が大きければ大きいほど綺麗で、ハイビジョン(720p)、フルハイビジョン(1080p)などは良く耳にする言葉だと思います。PS3のゲームでは、720pが中心で、FFなどの多彩な映像を使用した物は1080pとなっています。

じゃ、「720pのゲームやDVDを1080pの液晶モニタで使うと、映像が引き伸ばされて汚くなるのか?」と言うと、そうでもありません。PS3には画面の比率を補正するオーバースキャンという機能が非常に優れており、ほとんど目立つことなく綺麗な映像を表示することができます。


主な液晶ディスプレイの画面サイズ
画面サイズ パネル解像度 アスペクト比
19型ワイド 1440×900ドット 16:10
20~20.1型ワイド 1680×1050ドット 16:10
21.5~21.6型ワイド 1920×1080ドット 16:9
22型ワイド 1680×1050ドット 16:10
1920×1200ドット 16:10
23型ワイド 1920×1080ドット 16:9
2048×1152ドット 16:9
24~24.1型ワイド 1920×1080ドット 16:9
1920×1200ドット 16:10
25.5型ワイド 1920×1200ドット 16:10
27型ワイド 1920×1200ドット 16:10
29.8~30型ワイド 2560×1600ドット 16:10
17型スクエア 1280×1024ドット 5:4
19型スクエア 1280×1024ドット 5:4
21.3型スクエア 1600×1200ドット 4:3

23インチのアスペクト比16:9の液晶モニタ
24インチのアスペクト比16:9の液晶モニタ

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