アップスキャンコンバータ(アプコン)とは?

アップスキャンコンバータは、アプコンとも呼ばれ、PS3やDVDプレーヤーやビデオデッキなどの映像をパソコン用のディスプレイに映し出す為の機器です。

コンポジット(RGB)/コンポーネント端子⇔DVI変換ケーブルを使えば簡単にできると思われがちですが、HDMIのデジタル信号とは違い、コンポジットなどのアナログ信号でPS3と液晶モニタと接続する場合は、水平同期周波数を合わせないと正常に映像を表示することはできません。

「水平同期周波数」とは、画面に描写する速度の事で、コンポジットやコンポーネントといったAV端子で出力される場合の周波数は、15kHz。一般的な液晶モニタが対応している水平同期周波数は、31kHz~60kHzです。この水平同期周波数を合わせる装置が、アップスキャンコンバーターです。

ただし、アップスキャンコンバーターを使用すれば、少なからず遅延が発生するし、画像も劣化します。


■PS3対応アップスキャンコンバータ

公式

Amazonで一番人気のアプコン。16:9/16:10アスペクト比の液晶モニタにも対応しているが、所詮はコンポジット接続で引き伸ばした程度の画質なので、期待は禁物だが、値段は圧倒的に他の製品より圧倒的に安いので、これが一番無難です。

VABOX2 (公式

コンポジットの映像を綺麗にする機能を搭載したアプコン。コンポーネント入力無し。アスペクト比固定機能はないが、どちらにしろ、最高出力解像度が1280×1024(5:4)。それ以上の解像度の液晶モニタで使用すると、映像がぼやけてしまう。液晶モニタ側でも、アスペクト比固定機能が無い場合、使用する液晶モニタがワイドだと、横に間延びした映像になるので気を付けましょう。

TVBOXes (公式

VABOX2の上位機種。コンポーネント入力、S端子入力、SXGA(1280×1024)のアスペクト比固定機能が付いたが、結局、それ以上の解像度の液晶モニタで使用すると、映像はぼやけてしまう。液晶モニタ側でも、アスペクト比固定機能が無い場合、使用する液晶モニタがワイドだと、横に間延びした映像になるので気を付けましょう。

公式

コンポジット、S端子からの入力を1080pに変換し、HDMIで出力できるアプコン。画質的には一番良さそう。ただ、アプコン全般に言えることだが、遅延の具合が気になる。
XRGB3

公式

分かる人に、「PS3でアプコンを使いたい」と言えば、真っ先に名前が挙がる製品。ただ、この値段を払うくらいなら、それなりの性能の液晶モニタが購入できます。

遅延とは?
アスペクト比固定とは?

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